教授会の権限、あるいは学部自治 | 大学という斜陽産業

教授会の権限、あるいは学部自治

業界関係者(の一部?)からは大批判を受けそうなことだが、お上が言うように、そろそろ教授会の権限をもう少し縮小した方がいいのではないかと思う日々である。

研究者としての大学教員の研究力はどんどん低下していると批判される。

やや古い2018年の記事だが、

 

(教えて!日本の「科学力」:1)雑務に追われ、論文減少

 

でも、雑務が多すぎるのが一つの原因だとも言われている。

 

梶田先生のような、自分から見たら恵まれている研究環境にいる方でさえそうなのかと思うが、自分の境遇でも、管理業務などのいわゆる雑務が年々増えていると感じている。

 

その際いつも思うのだが、そんなことまで教授会で決めなければいけないのか?と思うことが多々あるという現実。規定等で決まっているからというが、その規定そのものが無駄だと思うのだが。でも、教授会の権限を削っていくと、学部の自治が脅かされるからダメだという批判も受ける。だったら、そういう人だけで雑務をしてくれと言いたい。

 

そういう意味では、こんな記事には勇気づけられる。

研究者を雑務から解放し、研究に没頭できる世界をつくる! InnerResourceが着目した課題点

 

しかしこのエントリーの最後の落ちは「自分は世界に貢献できるほど優れた研究者じゃないので、こんなこと強く主張できないなぁ」ということである。